【読書会】オンライン実心実学読書会 第6回9月23日(木)

【オンライン実心実学読書会 第六回】
日時:9月23日(木、秋分の日)14:00-17:00(日本時間)

対象作品:八巻和彦『クザーヌス 生きている中世 開かれた世界と閉じた世界』第Ⅲ 部第1章・第2章

コメンテーター
山田修司(東北大学大学院 博士後期課程)
テン・ヴェニアミン( 京都大学大学院人間・環境学研究科 研修員)

オンライン会議動画

プログラム:
14:00-14:10 開会あいさつ、八巻さんご紹介、趣旨説明(片岡龍)
14:10-14:30 参加者自己紹介
14:30-14:50  山田さんコメント
14:50-15:00  八巻さんリプライ
15:00-15:20  テンさんコメント
15:20-15:30  八巻さんさんリプライ
15:30-15:40  休憩
15:40-16:55  参加者との対話
16:55-17:00 閉会あいさつ、次回予告(片岡龍)

資料:
1.片岡龍「第六回実心実学読書会プログラム」PDF
2.山田修司「オンライン実心実学読書会第6回 山田コメント資料—実学と「読む」こと—」PDF
3.山田修司「オンライン実心実学読書会第6回 山田コメントPPT資料—実学と「読む」こと—」PDF
4.テン・ヴェニアミン「日本東アジア実学研究会:クザーヌスと老子」PDF

日本東アジア実学研究会事務局

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【読書会】オンライン実心実学読書会 第5回8月21日(土)

【オンライン実心実学読書会 第五回】
日時:8月21日(土)14:00-17:00(日本時間)

作品裵寛紋『宣長はどのような日本を想像したか『古事記伝』の「皇国」』(笠間書院、2017)

コメンテーター
増田友哉(東北大学大学院 博士後期課程)
蒋 建偉(浙江師範大学外国語学院 講師)

オンライン会議動画

プログラム
14:00-14:10 開会あいさつ、趣旨説明(片岡龍)
14:10-14:30 参加者自己紹介
14:30-14:50 増田さんコメント
14:50-15:00 裵寛紋さんリプライ
15:00-15:20 蒋さんコメント
15:20-15:30 裵寛紋さんリプライ
15:30-15:40 休憩
15:40-16:55 参加者との対話
16:55-17:00 閉会あいさつ、次回予告(片岡龍)

資料:
1.増田友哉「裵寛紋先生 宣長はどのような日本を想像したか――『古事記伝』の「皇国」を読んで」 PDF
2.蒋 建偉蒋 建偉「書評:裴寛紋氏著『宣長はどのような日本を想像したか―『古事記伝』の「皇国」』」 PDF
3.邊英浩先生メモ(質疑応答) PDF

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【読書会】オンライン実心実学読書会 第4回7月23日(金)

【オンライン実心実学読書会 第四回】
日時:7月23日(金)13:30-17:30(日本時間)

作品:板垣雄三「時評 日本学術会議問題2020がわれわれに投げかける課題(その2)」(『歴史学研究』1011、2021.7)
参考:板垣雄三「時評 日本学術会議問題2020がわれわれに投げかける課題(その1)」(『歴史学研究』1008、2021.4)

ゲスト:栗田禎子さん(日本学術会議第1部 会員、千葉大学 教授)
コメンテーター:本郷隆盛さん(宮城教育大学 名誉教授)、片岡龍(東北大学 教授)

オンライン会議動画(アップロード中)

プログラム
13:30-13:40 開会あいさつ、趣旨説明(片岡)
13:40-14:10 参加者自己紹介
14:10-14:20 栗田さんゲストトーク
14:20-14:50 本郷さんコメント
14:50-15:20 片岡コメント      
15:20-15:30 板垣さんリプライ
15:30-15:40 休憩
15:40-17:25 全体討論
17:25-17:30 閉会あいさつ、次回予告(片岡)

資料
1. 本郷先生コメント要旨版(話し合いのための論点整理) PDF
2. 第四回実心実学読書会コメント(片岡龍) PDF
3. 発言メモ(板垣雄三) PDF
4. オンライン実心実学読書会第4回開催案内 PDF

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【読書会】オンライン実心実学読書会 第3回6月26日(土)

【オンライン実心実学読書会 第三回】
日時:6月26日(土)14:00-17:00(日本時間)

対象論文
①趙晟桓「人新世時代の韓国哲学-「ニム」を歌う詩人 李奎報-」
②鶴見和子「アニミズム・シャマニズムと暴力のより少ない科学」(富阪キリスト教センター編『エコロジーとキリスト教』新教出版社、1992。のち『鶴見和子曼荼羅Ⅵ魂の巻』藤原書店、1998所収)

コメンテーター:小倉紀蔵さん(会員、京都大学)
        朱琳さん(会員、仙台高専)

オンライン会議動画

プログラム:14:00-14:10 開会あいさつ、趣旨説明 (00:00:00)
      14:10-14:30 参加者自己紹介 (00:06:46)
      14:30-15:00 小倉さんコメント (00:36:48)
      15:00-15:20 趙晟桓さんリプライ (01:06:38)
      15:20-15:30 休憩
      15:30-16:00 朱琳さん発展コメント (01:39:10)
      16:00-16:55 全体討論 (01:58:40)
      16:55-17:00 閉会あいさつ、次回予告(片岡龍)

参考論文
①Sunghwan Jo, ‘Nimology: Posthumanism in Modern Korea’(PDF
②趙晟桓・許南診「アニミズムの復活と韓国のニム学」<韓国語>
③イジュヨン「「アニミズムの復活と韓国のニム学」を読んで」<韓国語>
④崔玲愛「中国古代音より見た韓国語「ムオッ」「ムーダン」「ニム」の語源問題」

資料
第三回実心実学読書会プログラム等(PDF
小倉紀蔵さんコメント(PDF
朱琳さんコメント(PDF

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【読書会】オンライン実心実学読書会 第2回5月22日(土)

【オンライン実心実学読書会 第二回】

日時:5月22日(土)14:00-17:00(日本時間)
作品商兆琦『鉱毒問題と明治知識人』東京大学出版会 (2020/9/28)
コメンテーター:片岡 龍さん(会員、東北大学)
        崔 多蔚さん(会員、東北大学大学院)
開催案内はこちら

オンライン会議動画

プログラム
14:00-14:05 開会あいさつ、商兆琦さん紹介 (00:00:00)
14:05-14:30 参加者自己紹介 (00:08:50)
14:30-14:50  片岡コメント (00:35:27)
14:50-15:10  商兆琦さんリプライ (00:54:22)
15:10-15:30  崔多蔚さんコメント (01:19:50)
15:30-15:40  休憩
15:40-16:00  商兆琦さんリプライ (01:43:56)
16:00-16:55 参加者との対話
16:55-17:00 閉会あいさつ、次回予告 (02:06:23)

資料
・商兆琦さん拙著の由来(PDF
・片岡 龍さんコメント(PDF
・崔 多蔚さんコメント(PDF

アンケート
オンライン実学書評会(「実心実学読書会」)で取りあげてほしい図書・論文等がございましたら、こちらのアンケートフォームにご記入の上、送信ボタンを押してください。

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【読書会】オンライン実心実学読書会 第1回(4月24日)

【オンライン実心実学読書会(仮称)第一回】
日時:4月24日(土)14:00-17:00(日本時間)
作品:石上阿希『江戸のことば絵事典 『訓蒙図彙』の世界』(角川選書、2021)
コメンテーター:佐々木隼相さん(会員、東北大学大学院)
        李月珊さん(会員、山東大学外国語学院講師)
開催案内はこちら

オンライン会議動画
 

00:00:00 開会あいさつ、趣旨説明(片岡龍)
00:01:54 参加者自己紹介
00:22:40 佐々木隼相さんコメント
00:57:55 石上阿希さんリプライ
     休憩
01:28:54 李月珊さんコメント
01:53:21 石上阿希さんリプライ
02:11:12 参加者との対話
02:45:27 閉会あいさつ、次回予告(片岡龍)

資料
・佐々木隼相さんコメント(PDF
・李月珊さんコメント(PDF

アンケート
オンライン実学書評会(「実心実学読書会」)で取りあげてほしい図書・論文等がございましたら、こちらのアンケートフォームにご記入の上、送信ボタンを押してください。

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【お知らせ】日本東アジア実学研究会 2021 年度国内大会のご案内 5 月 29 日(土) 13:00~16:30

日本東アジア実学研究会 2021年度国内大会(PDF

開催日:2021年5月29日(土) 13:00~16:30
開催方法:Zoomによるオンライン開催

総合司会 高橋恭寛(多摩大学)

●開会挨拶・進行方法の確認 (13:00~)
開会挨拶 片岡龍(日本東アジア実学研究会会長 東北大学大学院教授)
進行方法の確認 高橋恭寛


●基調講演(非会員歓迎)
小島康敬
(日本東アジア実学研究会副会長 国際基督教大学名誉教授)
「源日本思想史学―その根底にある人間理解―」


●研究報告(発表者一覧)
渡邊裕馬(埼玉大学大学院)
「少論また湖論に対する反駁としての農巖金昌協「知覚」論再考」

李然(京都大学大学院)
「李徳懋の「日本学」の形成について」

銭月(東北大学大学院)
「雲起社からみる明末福建における文人結社の様相及び影響」

高城建人(京都大学大学院)
「李承晩の政治体制・民意・政党認識とその限界」

銭正枝(京都大学大学院)
「近代日本における「美術」概念と道教―岡倉天心の言説を中心に」

王一兵(東北大学大学院)
「大槻玄沢のロシア研究における南下政策と切支丹宗門―『北辺探事』を中心に」

増田友哉(東北大学大学院)
「本居宣長のヒューマニズム ―武ならざる雅の追求」


【参加申込方法】
 下記のURLかQRコードよりお申し込みください。お申し込みいただいたメールアドレス宛に2021年5月下旬に大会用のZoomリンク・IDをお送りします。

※研究報告の各Roomに関しては、同様に、Zoomリンクを確認したいと思います。

参加申込フォーム:https://forms.gle/dbBcqmRuMvUZtYVFA

【入会の御案内】

非会員の方は、この機会に是非ご入会いただければ幸いです。
日本東アジア実学研究会「入会案内/会費


※ご不明な点は、国内大会準備委員会担当の高橋までお問い合わせください。

【連絡先】
多摩大学経営情報学部 高橋恭寛
E-mail:takahashi-ya*tama.ac.jp (*を@に置き換えてください)
電話:042-337-7128

【勉強会】第2回安藤昌益読書会(@「そばカフェ風庵」in南三陸町入谷)

■開催要項

勉強会名:第2回安藤昌益読書会(仮称)
日時  :2020年02月20日(木)
会場  :宮城県本吉郡南三陸町入谷「そばカフェ風庵」
テキスト:安藤昌益 稿本『自然真営道』第一 私制字書巻一「自然ノ世ノ論」

※「自然ノ世ノ論」の原文資料閲覧は『自然真営道』を貯蔵している東京大学付属図書館の資料公開ページをご利用ください。

 南三陸で有機農業・療養所・そばカフェを営んでいる方々と小人数読書会を行いました。第2回は安藤昌益(1703~1762)のテキスト「自然ノ世ノ論」をそれぞれ独自の皮膚感覚で超訳し、話し合うという会でした。以下に読書会に参加されていた片岡龍先生の超訳を掲載いたします。



安藤昌益「自然ノ世ノ論」超訳

片岡龍

ほんとうの世界について 

ほんとうの世界では、地球の循環とともに人間の営みも行われ、循環する地球とともに相対的な時間(カイロス)だけが流れている。

相対的な時間とは?

ー地球が春になると、万物が生じ、花が咲き、
 地球が夏になると、万物が育ち、緑あふれ、
 地球が秋になれば、万物は堅く、引き締まり、
 地球が冬になれば、万物は枯れ、地下に潜る、
そして、また春となり、夏となり、秋になり、冬になり、春となり・・・・・・
永遠につづく瞬間。

その永遠につづく瞬間のなかで、人間の営みも行われる。いや、そのように営むからこそ、永遠につづく瞬間だけの世界が、見え、聞こえ、匂ってくる。

ー地球が春となる永遠とともに、田畑を耕したくさんの種子を播き、
 地球が夏となる永遠とともに、雑草を抜きたくさんの穀類を育み、
 地球が秋になる永遠とともに、たくさんの穀類を実らせ刈り取り、
 地球が冬になる永遠とともに、殻を落とした実を貯蔵し食い次ぐ、
そして、また春、夏、秋、冬、春・・・・・・始まりも終わりもない、永遠の世界。地球と人間のいのちが無限に響き合う、ほんとうの世界。

地球も自分のいのちを生きている。人間も自分のいのちを生きている。
だから、いのちといのちが響き合うほんとうの世界は、曇らない五感を通して現れる。

人間の生死は、穀類が実って枯れ、枯れて実るのと同じサイクル。
生まれれば人間(男女)、死ねば地球(転定)、生まれれば地球、死ねば人間・・・・・・

一つの大きないのち、その中で往還を繰り返す、無数の小さないのちの群れ。
それが、ほんとうの世界の、変わることない、いのちの河。

 2019年秋、青森県立美術館の展覧会(「青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来」)で、大小島真木+アグロス・アートプロジェクト《明日の収穫》と一緒に壁面を飾った安藤昌益「自然の世の論」<撮影:奥脇嵩大 提供:青森県立美術館>

 

【フォーラム】第15回<東アジア実学>国際フォーラム(@東北大学)

第15回<東アジア実学>国際フォーラム
The 15th International Forum on‘True and Real Learning of East Asia’

「近代の暴走と実心実学」

日時:2019年12月21日(土)~22日(日)
会場:東北大学川内南キャンパス文科系総合講義棟 
主催:東北大学大学院文学研究科日本思想史研究室
共催:日本東アジア実学研究会・韓国実学学会・中国実学研究会・東北韓国学フォーラム

趣旨文

「近代」とは、古い既知の世界から新しい未知の世界へ踏み入ろうとする知識・感情・意志をもった時代である。そこにはつねにリスクと機会が伴っている。「暴走」とは、制御不可能性が高まるという意味である。したがって、暴走する「近代」とは、リスクを克服し、機会を活用するための科学(「実学」true and real learning)の有効性が低下した時代と言える。あるいは、近代の科学技術(「実用実学」real learning)自体が「暴走」し始めているとも言える。

「近代の暴走」概念は、世界が崩壊していく実感に支えられている。とりわけ、人間的構え・配慮・叡智を養うべき学問・教育の劣化が著しい。主題に「実心実学」(true learning)を並置した理由である。「実心」とは主体の環境への尊厳ある向き合い方を示す。「実心」は個人の内面のあり方にとどまらない。それは、個人を超えた生命への畏敬でもある。「実心実学」は、「科学をしてすべての生命に奉仕する手立てとなさしめ」る(山尾三省)ことを志向する。

 世界の崩壊に対し、装置や制度を取り替えるだけでは、まさに‘焼け石に水’である。「見たいと思う世界の変化に、自らならなければならない(Be the change you wish to see in the world)」(ガンディー)。「実心実学」は「実用実学」の自己変容の姿である。

「近代の暴走」概念は、近代自体の再定位も前提としている。近代は必ずしも、チキンゲームのように破局に直進していく欧米的近代とその亜流だけではない。かといって、農本主義、身分制社会、男中心主義などに後戻りするのでも、決してない。「実心実学」的近代とは何か?それはいつ始まり、どのように派生し、どこに旋回していくのか?その主体と社会編成の特質は?・・・。跨境や遷移という観点から、「近代」と「実学」の時空間を根本的に捉え直す。

 以上の問題意識にもとづき、「実心実学」の過去・現在・未来について、真摯な対話を交わし、一定の合意にもとづく共同声明の発信を、本会議の最終目標としたい。

■ポスター
開催要項

会議名:第15回<東アジア実学>国際フォーラム
The 15th International Forum on‘True and Real Learning of East Asia’
総合主題:「近代の暴走と実心実学」
日時:2019年12月21日(土)~22日(日)
会場:東北大学川内南キャンパス文科系総合講義棟 
主催:東北大学大学院文学研究科日本思想史研究室
共催:日本東アジア実学研究会・韓国実学学会・中国実学研究会・東北韓国学フォーラム

■プログラム

第15回実学国際フォーラムプログラム表1
第15回実学国際フォーラムプログラム表2

・プログラム(日本語):PDF
・報告論文資料についてはこちらのページをご覧ください。

■写真
第15回<東アジア実学>国際フォーラム 集合写真

【勉強会】第11回安藤昌益勉強会(@青森県立美術館)

■開催要項

勉強会名:第11回安藤昌益勉強会(通称:無境界勉強会)
日時 :2019年11月17日(日)
会場 :青森県立美術館

 青森県立美術館の企画展「青森EARTH2019 いのち耕す場所-農業がひらくアートの未来」関連イベント「連続講座:美術館堆肥化計画」の一環として、第11回安藤昌益勉強会、通称「無境界勉強会」が開催されました。

※青森県立美術館「青森EARTH2019」展覧会・イベントページはこちら



➡チラシPDF(1.24MB)

■関連資料

・片岡龍「わたしたちは何を奪われているのか?」(いのち耕す場所-農業がひらくアートの未来」連続講座「美術館堆肥化計画):PDF

・片岡龍「地球(Earth)を癒す“農” 」(「青森EARTH2019:いのち耕す場所―農業がひらくアートの未来」青森県立美術館):PDF