【会員の図書】アリム・トヘテイ『日本におけるイスラーム研究史:中国編』

 

タイトル:『日本におけるイスラーム研究史:中国編』
刊行日 :2019年02月
編著者名:アリム・トヘテイ(著)
出版社 :春風社
装丁  :桂川潤
ISBN: 978-4-861-10632-3

要旨:中国イスラーム/ムスリムは日本でどう論じられてきたか?
 明治期における研究の萌芽、満州事変を機にした「回民工作」の要請と研究の活発化、戦後の中断を経て、世界イスラームのなかの中国イスラーム研究へ―研究の開始から現代までの研究史を整理・再評価する。(春風社紹介文より)

■目次

序章
第一章 草創期― 一九三一年以前
はじめに
第一節 初期の研究と成果
第二節 経典整理と概念の提出および研究
第三節 日本人ムスリム先駆者の研究
第二章 戦争の激化時期― 一九三一年-一九四五年
はじめに
第一節 イスラーム研究機関の設置及び創刊
第二節 調査機関及び研究
第三節 研究動向
第三章 戦後の変革(転換)時期― 一九四五年-一九七九年
はじめに
第一節 中断された中国イスラーム研究
第二節 戦後派研究者による研究活動
第四章 再構築時期― 一九七九年から現在
はじめに
第一節 日中の学術関係と諸研究活動
第二節 研究の現状
終章
参考文献

【会員の図書】韓亨祚『朝鮮儒学の巨匠たち』

タイトル:『朝鮮儒学の巨匠たち』
原題  :『조선 유학의 거장들』
刊行日 :2016年06月
編著者名:韓亨祚(著)・片岡龍(監・解説)・朴福美(訳)
出版社 :春風社
装丁  :桂川潤
ISBN : 978-4-861-10500-5

要旨:21世紀を生きるための儒教の根源を求めて
儒学の本質を「生の技術」=「精神の偉大な作品(=人間)に関わる熟練した技術」ととらえる著者が、中国、日本の儒学と通底しつつ独自の発展を遂げた朝鮮儒学を、その巨匠たちの思想を辿りながら跡づける。(春風社紹介文より)

■目次

日本語版への序言
はじめに
16世紀 百花の庭園

1章 1554年 金剛山、若き栗谷とある老僧との対話
2章 退渓の『聖学十図』、朱子学の設計図
3章 南冥・曺植、刀を帯びた儒学者
17世紀 哲学的な激突とその深まり
4章 人物性同異論の論点と解き方
18世紀 上からの改革論
5章 君師正祖、再び朱子学を高く歌う
6章 朱子学と茶山、そして西学が分かれる所
7章 実学、或いはゆらぐ理学の城砦
19世紀 道学の守護者たち

8章 韓末の儒学の選択、抵抗または隠遁
20世紀 地球共同体に向かう夢
9章 恵岡・崔漢綺の気学
解説 朝鮮儒学の現代的意義
付録1 室名別号索引
付録2 人物生没年
付録3 朝鮮王朝歴代王一覧表
付録4 思想用語解説
付録5 成語出典表
本文索引