【読書会】オンライン実心実学読書会 第4回7月23日(金)

【オンライン実心実学読書会 第四回】
日時:7月23日(金)13:30-17:30(日本時間)

作品:板垣雄三「時評 日本学術会議問題2020がわれわれに投げかける課題(その2)」(『歴史学研究』1011、2021.7)
参考:板垣雄三「時評 日本学術会議問題2020がわれわれに投げかける課題(その1)」(『歴史学研究』1008、2021.4)

ゲスト:栗田禎子さん(日本学術会議第1部 会員、千葉大学 教授)
コメンテーター:本郷隆盛さん(宮城教育大学 名誉教授)、片岡龍(東北大学 教授)

オンライン会議動画(アップロード中)

プログラム
13:30-13:40 開会あいさつ、趣旨説明(片岡)
13:40-14:10 参加者自己紹介
14:10-14:20 栗田さんゲストトーク
14:20-14:50 本郷さんコメント
14:50-15:20 片岡コメント      
15:20-15:30 板垣さんリプライ
15:30-15:40 休憩
15:40-17:25 全体討論
17:25-17:30 閉会あいさつ、次回予告(片岡)

資料
1. 本郷先生コメント要旨版(話し合いのための論点整理) PDF
2. 第四回実心実学読書会コメント(片岡龍) PDF
3. 発言メモ(板垣雄三) PDF
4. オンライン実心実学読書会第4回開催案内 PDF

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【読書会】オンライン実心実学読書会 第3回6月26日(土)

【オンライン実心実学読書会 第三回】
日時:6月26日(土)14:00-17:00(日本時間)

対象論文
①趙晟桓「人新世時代の韓国哲学-「ニム」を歌う詩人 李奎報-」
②鶴見和子「アニミズム・シャマニズムと暴力のより少ない科学」(富阪キリスト教センター編『エコロジーとキリスト教』新教出版社、1992。のち『鶴見和子曼荼羅Ⅵ魂の巻』藤原書店、1998所収)

コメンテーター:小倉紀蔵さん(会員、京都大学)
        朱琳さん(会員、仙台高専)

オンライン会議動画

プログラム:14:00-14:10 開会あいさつ、趣旨説明 (00:00:00)
      14:10-14:30 参加者自己紹介 (00:06:46)
      14:30-15:00 小倉さんコメント (00:36:48)
      15:00-15:20 趙晟桓さんリプライ (01:06:38)
      15:20-15:30 休憩
      15:30-16:00 朱琳さん発展コメント (01:39:10)
      16:00-16:55 全体討論 (01:58:40)
      16:55-17:00 閉会あいさつ、次回予告(片岡龍)

参考論文
①Sunghwan Jo, ‘Nimology: Posthumanism in Modern Korea’(PDF
②趙晟桓・許南診「アニミズムの復活と韓国のニム学」<韓国語>
③イジュヨン「「アニミズムの復活と韓国のニム学」を読んで」<韓国語>
④崔玲愛「中国古代音より見た韓国語「ムオッ」「ムーダン」「ニム」の語源問題」

資料
第三回実心実学読書会プログラム等(PDF
小倉紀蔵さんコメント(PDF
朱琳さんコメント(PDF

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【読書会】オンライン実心実学読書会 第2回5月22日(土)

【オンライン実心実学読書会 第二回】

日時:5月22日(土)14:00-17:00(日本時間)
作品商兆琦『鉱毒問題と明治知識人』東京大学出版会 (2020/9/28)
コメンテーター:片岡 龍さん(会員、東北大学)
        崔 多蔚さん(会員、東北大学大学院)
開催案内はこちら

オンライン会議動画

プログラム
14:00-14:05 開会あいさつ、商兆琦さん紹介 (00:00:00)
14:05-14:30 参加者自己紹介 (00:08:50)
14:30-14:50  片岡コメント (00:35:27)
14:50-15:10  商兆琦さんリプライ (00:54:22)
15:10-15:30  崔多蔚さんコメント (01:19:50)
15:30-15:40  休憩
15:40-16:00  商兆琦さんリプライ (01:43:56)
16:00-16:55 参加者との対話
16:55-17:00 閉会あいさつ、次回予告 (02:06:23)

資料
・商兆琦さん拙著の由来(PDF
・片岡 龍さんコメント(PDF
・崔 多蔚さんコメント(PDF

アンケート
オンライン実学書評会(「実心実学読書会」)で取りあげてほしい図書・論文等がございましたら、こちらのアンケートフォームにご記入の上、送信ボタンを押してください。

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【読書会】オンライン実心実学読書会 第1回(4月24日)

【オンライン実心実学読書会(仮称)第一回】
日時:4月24日(土)14:00-17:00(日本時間)
作品:石上阿希『江戸のことば絵事典 『訓蒙図彙』の世界』(角川選書、2021)
コメンテーター:佐々木隼相さん(会員、東北大学大学院)
        李月珊さん(会員、山東大学外国語学院講師)
開催案内はこちら

オンライン会議動画
 

00:00:00 開会あいさつ、趣旨説明(片岡龍)
00:01:54 参加者自己紹介
00:22:40 佐々木隼相さんコメント
00:57:55 石上阿希さんリプライ
     休憩
01:28:54 李月珊さんコメント
01:53:21 石上阿希さんリプライ
02:11:12 参加者との対話
02:45:27 閉会あいさつ、次回予告(片岡龍)

資料
・佐々木隼相さんコメント(PDF
・李月珊さんコメント(PDF

アンケート
オンライン実学書評会(「実心実学読書会」)で取りあげてほしい図書・論文等がございましたら、こちらのアンケートフォームにご記入の上、送信ボタンを押してください。

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【勉強会】第2回安藤昌益読書会(@「そばカフェ風庵」in南三陸町入谷)

■開催要項

勉強会名:第2回安藤昌益読書会(仮称)
日時  :2020年02月20日(木)
会場  :宮城県本吉郡南三陸町入谷「そばカフェ風庵」
テキスト:安藤昌益 稿本『自然真営道』第一 私制字書巻一「自然ノ世ノ論」

※「自然ノ世ノ論」の原文資料閲覧は『自然真営道』を貯蔵している東京大学付属図書館の資料公開ページをご利用ください。

 南三陸で有機農業・療養所・そばカフェを営んでいる方々と小人数読書会を行いました。第2回は安藤昌益(1703~1762)のテキスト「自然ノ世ノ論」をそれぞれ独自の皮膚感覚で超訳し、話し合うという会でした。以下に読書会に参加されていた片岡龍先生の超訳を掲載いたします。



安藤昌益「自然ノ世ノ論」超訳

片岡龍

ほんとうの世界について 

ほんとうの世界では、地球の循環とともに人間の営みも行われ、循環する地球とともに相対的な時間(カイロス)だけが流れている。

相対的な時間とは?

ー地球が春になると、万物が生じ、花が咲き、
 地球が夏になると、万物が育ち、緑あふれ、
 地球が秋になれば、万物は堅く、引き締まり、
 地球が冬になれば、万物は枯れ、地下に潜る、
そして、また春となり、夏となり、秋になり、冬になり、春となり・・・・・・
永遠につづく瞬間。

その永遠につづく瞬間のなかで、人間の営みも行われる。いや、そのように営むからこそ、永遠につづく瞬間だけの世界が、見え、聞こえ、匂ってくる。

ー地球が春となる永遠とともに、田畑を耕したくさんの種子を播き、
 地球が夏となる永遠とともに、雑草を抜きたくさんの穀類を育み、
 地球が秋になる永遠とともに、たくさんの穀類を実らせ刈り取り、
 地球が冬になる永遠とともに、殻を落とした実を貯蔵し食い次ぐ、
そして、また春、夏、秋、冬、春・・・・・・始まりも終わりもない、永遠の世界。地球と人間のいのちが無限に響き合う、ほんとうの世界。

地球も自分のいのちを生きている。人間も自分のいのちを生きている。
だから、いのちといのちが響き合うほんとうの世界は、曇らない五感を通して現れる。

人間の生死は、穀類が実って枯れ、枯れて実るのと同じサイクル。
生まれれば人間(男女)、死ねば地球(転定)、生まれれば地球、死ねば人間・・・・・・

一つの大きないのち、その中で往還を繰り返す、無数の小さないのちの群れ。
それが、ほんとうの世界の、変わることない、いのちの河。

 2019年秋、青森県立美術館の展覧会(「青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来」)で、大小島真木+アグロス・アートプロジェクト《明日の収穫》と一緒に壁面を飾った安藤昌益「自然の世の論」<撮影:奥脇嵩大 提供:青森県立美術館>

 

【勉強会】第11回安藤昌益勉強会(@青森県立美術館)

■開催要項

勉強会名:第11回安藤昌益勉強会(通称:無境界勉強会)
日時 :2019年11月17日(日)
会場 :青森県立美術館

 青森県立美術館の企画展「青森EARTH2019 いのち耕す場所-農業がひらくアートの未来」関連イベント「連続講座:美術館堆肥化計画」の一環として、第11回安藤昌益勉強会、通称「無境界勉強会」が開催されました。

※青森県立美術館「青森EARTH2019」展覧会・イベントページはこちら



➡チラシPDF(1.24MB)

■関連資料

・片岡龍「わたしたちは何を奪われているのか?」(いのち耕す場所-農業がひらくアートの未来」連続講座「美術館堆肥化計画):PDF

・片岡龍「地球(Earth)を癒す“農” 」(「青森EARTH2019:いのち耕す場所―農業がひらくアートの未来」青森県立美術館):PDF