日本東アジア実学研究会へようこそ

 本研究会は、20世紀の終わりから、環境問題をはじめとする現代の諸問題に立ち向かうための新たな学問を、東アジアに共通する学問伝統である実学研究をとおして構築することを目的に、韓国の実学学会・中国の実学研究会との民間学術交流を30年にわたって継続してきました。

 また、会誌『自然と実学』、一般書『実心実学の発見―いま甦る江戸期の思想』(2006)、『東アジア世界の「知」と学問―伝統の継承と未来への展望(アジア遊学)』(2014)、『日中韓思想家ハンドブック』(2015)などの刊行をとおして、東アジア共通の学問伝統を広く社会に伝達してきました。

 昨年末には、仙台市の東北大学を会場として、「近代の暴走と実心実学」を総合主題とする第15回<東アジア実学>国際フォーラムを主催しました。パンデミックや気候変動など越境的な課題がつぎつぎと到来する今日、東アジアの地域から世界へ、地球上のすべての生命と自然の響きあう新たな「実学」を、学術研究・社会活動の両側面からいっそう飛躍させたいと思います。

 みなさまの熱い関心と参与をお願いします。

入会申込みについては「入会案内/会費」ページをご覧ください。

日本東アジア実学研究会代表 片岡龍


日本東アジア実学研究会2022 年度国内大会
7月23日(土)のご案内

「地球危機の時代に考える自然と人間と実学」

趣旨文

 21 世紀に入り 、地球ということを強く意識する時代に 今 我々は 生きている。我々は、地球市民として、諸国家・ 諸民族・ 諸宗教・ 諸文明 ・諸文化 の間の 対話を 通して、人類の過去を省み、イデオロギーの対立を超え、核兵器 を廃絶し、地球環境問題に対処し 、持続可能で多様性に満ちた寛容で 平和な世界 文化の実現を目指し、未来に向けて創造的に歩むことが求められる。
 他方で、今日、地球 の各地域で起こっていること、そして自然と人間の生命を育む地球の環境は、危機的かつ終末的な状況にある。2022 年2月 2 4 日ロシアがウクライナに侵攻し、今日も戦争による死者が出ている。新自由主義の経済観 は、コロナ・パンデミックにあっても、経済成長優先の政策を促し、経済格差 を広げ 、教育や福祉 、他者のケアに従事する人々や 貧困 家庭に対して支援の手を十分に行き届かせているとはいえない 。さらに、気候変動による各地域での異常気象の発生 頻度が上がり、生物多様性の 喪失が進み、地球の気温上昇は取り返しのつかない時点に来ている。すべては、人間による自然の搾取、我による他者の疎外と搾取の結果 として今の地球の現実があると考えられる。
 人間には、自然と人間に対する実在感(Sense of Reality と生命が育まれることへの心の驚き(Sense of Wonder がある。今、改めて、人間が持つ本心に立ち返り、自然 と他者に対 して相互に活力を与える人格的交流の主体としての人間、すなわち TRUE AND REAL LEARNING ”としての実学の担い手 である人間 のあり方について考え てみたい 。
 以上のような問題状況の認識に基づき、本大会のテーマを「地球危機の時代に考える自然と人間と実学」とした。本大会における参加者相互の真摯で熱心な対話が、TRUE AND REAL LEARNING ”としての実学、すなわち人文科学的に過去の人類の思想的営為に学び、さらに社会科学的、自然科学的にも、未来に向けての新たな「真実」( true )と「現実」 realityを探究し、「自分たちの生き方を思想化し、自然と社会に責任をもつ学問」(会則第一条)としての 「実心実学」の構築に寄与することを期待したい。

2022年度国内大会・個別発表募集概要

【大会日時】2022年7月23日(土)
      10時開会(午前の部・講演)
      13時~ (午後の部・個別発表)
※終了時間は、個別発表者が確定次第お知らせ致します。

【開催方法】   Zoomにて実施
【持ち時間】   発表20分・質疑応答10分
【大会テーマ】  地球危機の時代に考える自然と人間と実学
【募集締め切り】 2022年5月31日(火曜)
【応募フォーム】 下記フォームに、氏名、所属、題目、要旨(400字)をご入力ください。
登録フォームはこちら
※備考
・大会テーマを考慮したものであることが望ましい。
・発表者多数の場合は、御希望に応えられない場合がございます。    

【お問い合わせ先】島田雄一郎(大島商船高等専門学校)
shimada*oshima-k.ac.jp(*を@に置き換えてください)

【資料】
【趣旨文】2022年度国内大会.PDF
【個別発表案内】2022年度国内大会.PDF


オンライン実心実学読書会について

4月から「オンライン実心実学読書会」を開催しております。(第1回の詳細はこちら
読書会で取りあげてほしい図書・論文等がございましたらアンケートフォームにご記入の上、送信ボタンを押してください。

日本東アジア実学研究会


最新情報


2022-04-30
【読書会】オンライン実心実学読書会 第12回4月30日(土)

2022-04-06
【お知らせ】日本東アジア実学研究会2022 年度国内大会7月23日(土)のご案内

2022-03-25
【会員の図書】金鳳珍先生『安重根と日本、日本人』(ソウル:知識産業社、2022.3.25)

2022-03-13
【読書会】オンライン実心実学読書会 第11回3月13日(日)

2022-02-26
【読書会】オンライン実心実学読書会 第10回02月26日(土)

2022-01-22
【読書会】オンライン実心実学読書会 第9回01月22日(土)

2021-11-28
【読書会】オンライン実心実学読書会 第8回11月28日(日)

2021-10-30
【読書会】オンライン実心実学読書会 第7回10月30日(土)

2021-09-23
【読書会】オンライン実心実学読書会 第6回9月23日(木)

2021-08-21
【読書会】オンライン実心実学読書会 第5回8月21日(土)

2021-07-30
【お知らせ】オンライン実心実学読書会 第5回開催案内 8月21日(土)14:00~17:00

2021-07-23
【読書会】オンライン実心実学読書会 第4回7月23日(金)

2021-07-15
【会員近刊予告】小島康敬先生解説、源了圓『徳川思想小史』中公文庫、2021年07月21日

2021-07-15
【お知らせ】オンライン実心実学読書会 第4回開催案内 7月23日(金、スポーツの日)13:30~17:30

2021-07-15
【会員の図書】小倉紀蔵『韓国の行動原理』

2021-06-26
【読書会】オンライン実心実学読書会 第3回6月26日(土)

2021-06-19
【お知らせ】オンライン実心実学読書会 第3回開催案内 6月26日(土)14:00~17:00

2021-05-24
【読書会】オンライン実心実学読書会 第2回5月22日(土)

2021-05-16
【お知らせ】オンライン実心実学読書会 第2回開催案内 5月22日(土)14:00~17:00

2021-05-06
【読書会】オンライン実心実学読書会 第1回(4月24日)

2021-05-06
【お知らせ】日本東アジア実学研究会 2021 年度国内大会のご案内 5 月 29 日(土) 13:00~16:30

2021-03-31
【お知らせ】オンライン実心実学読書会(仮称)第1回開催案内 4月24日(土)14:00~17:00

2021-03-26
【会員の図書】『東アジアの尊厳概念』

2021-03-02
【お知らせ】『自然と実学』第6号 投稿論文の募集(2021年6月末日〆切)

2020-12-01
【声明】第一次声明文(日本学術会議の新会員任命拒否問題)

2020-11-10
【翻訳】林熒澤「17~19世紀の東アジア実学、その概念比較論」(片岡龍 訳)

2020-10-25
【会員の図書】『我々はどこへ向かうべきか―コロナ時代を生き抜く地球市民こころ白書—』

2020-10-15
【会員の図書】小倉紀蔵『群島の文明と大陸の文明』

2020-09-22
【お知らせ】特別定額「研究課題」給付金 選考結果のお知らせ

2020-09-11
【COVID-19:翻訳】趙晟桓・許南診「コロナ時代の地球人文学」(2020.8.26円光大フォーラム、片岡龍 訳)