本研究会は、20世紀の終わりから、環境問題をはじめとする現代の諸問題に立ち向かうための新たな学問を、東アジアに共通する学問伝統である実学研究をとおして構築することを目的に、韓国の実学学会・中国の実学研究会との民間学術交流を30年にわたって継続してきました。
また、会誌『自然と実学』、一般書『実心実学の発見―いま甦る江戸期の思想』(2006)、『東アジア世界の「知」と学問―伝統の継承と未来への展望(アジア遊学)』(2014)、『日中韓思想家ハンドブック』(2015)などの刊行をとおして、東アジア共通の学問伝統を広く社会に伝達してきました。
昨年末には、仙台市の東北大学を会場として、「近代の暴走と実心実学」を総合主題とする第15回<東アジア実学>国際フォーラムを主催しました。パンデミックや気候変動など越境的な課題がつぎつぎと到来する今日、東アジアの地域から世界へ、地球上のすべての生命と自然の響きあう新たな「実学」を、学術研究・社会活動の両側面からいっそう飛躍させたいと思います。
みなさまの熱い関心と参与をお願いします。
入会申込みについては「入会案内/会費」ページをご覧ください。
日本東アジア実学研究会代表 片岡龍
オンライン実心実学読書会について
4月から「オンライン実心実学読書会」を開催しております。(第1回の詳細はこちら)
読書会で取りあげてほしい図書・論文等がございましたらアンケートフォームにご記入の上、送信ボタンを押してください。
日本東アジア実学研究会