【会員の図書】土着的近代研究会編『土着的近代研究 第2号ー土着的近代と平和構築』(文理閣、 2024.4)

タイトル:『土着的近代研究 第2号ー土着的近代と平和構築』
刊行日 :2024.4
著 者 :土着的近代研究会
ページ :188
出版社 :文理閣
ISBN :978-4-89259-955-2

内容紹介
グローバルな人間・社会破壊の根本にある「欧米型近代」を克服し、土着文化を基礎にした平和的共生社会構築を目指す「土着的近代」化について、日本・韓国の実践を報告・検討する。

(出版社紹介文より)

【会員の図書】古文英『幕末期の〈陽明学〉と明末儒学』(春風社、2024.3)

タイトル:『幕末期の〈陽明学〉と明末儒学』
刊行日 :2024.3
著 者 :古文英
ページ :336
出版社 :春風社
ISBN :978-48-6110-922-5

内容紹介
幕末期の陽明学者らに注目し、「誠中心の儒学」に代表される陽明学の既存の認識を再検討し、幕末期の儒学思想史像の刷新を企図する。

草庵からみれば、真実の学問は静中の功によらないと実現できないという。草庵からみれば、読書の功は心気の紛擾を引き起こし、静坐のほうが「澄心」に到達できる。したがって、念庵・双江の帰寂の説が最も『中庸』の慎独の核心をついていることになる。すなわち、草庵は心気の紛擾を排除し、心が澄んでいる境地に到達したいために、念庵・双江の帰寂の説をよしとする。(本文より)

(出版社紹介文より)

【会員の図書】郭旻錫『自己否定する主体一九三〇年代「日本」と「朝鮮」の思想的媒介』(京都大学学術出版界、2024.3)

タイトル:『自己否定する主体一九三〇年代「日本」と「朝鮮」の思想的媒介』
刊行日 :2024.3
著 者 :郭旻錫
ページ :332
出版社 :京都大学学術出版界
ISBN :978-48-1400-515-4

内容紹介
朝鮮を含む帝国日本の思潮を総合的に描く。自己否定する主体という視点から、哲学・文芸批評・文学を読み解き、ポストコロニアリズムの理解からもれた日本・朝鮮の思想的関係を問う。

(出版社紹介文より)

【会員の図書】松本智也『〈文事〉をめぐる日朝関係史近世後期の通信使外交と対馬藩』(春風社、 2023.7)

タイトル:『〈文事〉をめぐる日朝関係史近世後期の通信使外交と対馬藩』
刊行日 :2023.7
著 者 :松本智也
ページ :558
出版社 :春風社
ISBN :978-48-6110-880-8

内容紹介
秀吉の朝鮮出兵ののち、「善隣友好・平和外交」の象徴として200年、12回にわたって続いた通信使はなぜ失敗に終わったのか。近世後期の、日朝関係および東アジア史のターニングポイントともいえる時期を捉え、幕末にかけての通信使との学術・文才交流、すなわち「文事」と、日朝それぞれの識者の言説および対馬の歴史書にみられる対馬の「藩屏」認識という2つの視角から緻密かつダイナミックに考究。交易、政治面のみならず思想、学術・文化的な交流に焦点をあて、東アジアの大きな潮流のなかに日朝関係史を位置づける。

(出版社紹介文より)

【会員の図書】商兆琦『無責任的帝国ー近代日本的拡張与毀滅』(上海三聯書店、2023.7.1)

原 題 :『無責任的帝国ー近代日本的拡張与毀滅』
刊行日 :2023.7.1
著 者 :商兆琦
ページ :505
出版社 :上海三聯書店
ISBN :978-75-4268-019-8

内容紹介
本书是一本关于近现代日本发展变化的历史著作。作者以日本帝国时期的内政、外交、军事和历史人物四条线,展现日本在1895至1945的50年间兴衰起伏的历史。作者意在说清两个问题:一是日本是如何对外扩张的;二是日本又是如何自我毁灭的。本书向读者呈现了这一时段中日本兴起而又失败的历史全景:对外扩张和自我毁灭,这一明一暗、并列前行、交互作用的双重历史进程;支撑对外扩张的权力结构和思想逻辑是什么,导致自我毁灭的制度根源和思想基础又是什么;天皇、政治家、官僚、军部精英、民众在这一双重进程中各自扮演的角色;以及作为这一双重进程外部背景的19世纪末至20世纪前半期的世界局势。

(出版社紹介文より)

【会員の図書】向静静『医学と儒学』(人文書院、2023.5.30)

タイトル:『医学と儒学』
刊行日 :2023.5.30
著 者 :向静静
ページ :346
出版社 :人文書院
ISBN :978-44-0904-124-6

内容紹介
近世日本の医家は、なぜ「復古」を唱えたのか
『論語』『孟子』『周礼』などの儒教経典、伊藤仁斎や荻生徂徠の儒学、麻疹・痘瘡・腸チフスなどの疫病、東アジアの国際情勢から様々な影響を受け、絶えず変容し続けていた近世日本の医学。古方派医学の「四大家」後藤艮山・香川修庵・山脇東洋・吉益東洞が実践した「復古」の多様性を解き明かし、彼らを近代医学的評価から解放する、近世日本医学史を再定位する意欲作。

(出版社紹介文より)

【会員の図書】土着的近代研究会編『土着的近代研究 創刊号 ー二項対立・欧米型近代を超えて』(文理閣、2023.4)

タイトル:『土着的近代研究 創刊号 ー二項対立・欧米型近代を超えて』
刊行日 :2023.4
著 者 :土着的近代研究会
ページ :128
出版社 :文理閣
ISBN :978-4-89259-939-2

内容紹介
「市場原理主義」に基づく「格差社会」から「平和的共生社会」への転換のためには、「欧米型近代」とは異なる「近代」の在り方が求められている。イスラム、アフリカ、韓国を事例に「土着的近代」構築の可能性を論じる。

(出版社紹介文より)

【会員の図書】澤井啓一『伊藤仁斎 ー孔孟の真血脈を知る』(ミネルヴァ書房、2022.12.10)

タイトル:『伊藤仁斎ー孔孟の真血脈を知る』
刊行日 :2022.12.10
著 者 :澤井啓一
ページ :404
出版社 :ミネルヴァ書房
ISBN :978-46-2309-502-5

内容紹介
伊藤仁斎(1627年から1705年)儒学者。
京都・堀川に生まれ、若くして朱子学に傾倒するもやがてそのあり方に疑問を抱く。朱子学による解釈を排して孔子や孟子のテクストに直接向き合う古義学という方法を確立、その学塾古義堂は多数の門人を集めた。本書は京都を中心とした文化人や公家衆との交流、さらには同時代の東アジアの思想空間の中で仁斎を位置づけ、その思想を立体的に浮かび上がらせていく。

[ここがポイント]
◎ 同時代の日本だけでなく、東アジアの思想世界にも目配せしながら、仁斎の思想を立体的に浮かび上がらせる。
◎ 仁斎の思想はしばしば周囲の人々との共同作業を通して紡がれたものだった。長男の東涯をはじめ、周囲の人々や京都を中心とした文化人たちとの交流も丁寧に描く。

(出版社紹介文より)

【会員の図書】アリム・トヘテイ『イスラームと儒学ー「回儒学」による文明の融合』(明石書店、2022.10.25)

タイトル:『イスラームと儒学ー「回儒学」による文明の融合』
刊行日 :2022/10/25
著 者 :アリム・トヘテイ
ページ :248
出版社 :明石書店
ISBN :978-47-5035-492-7

内容紹介
明清時代は中国においてムスリム共同体が定着し、イスラームと儒学に精通した思想家・学者が誕生した。イスラーム文明と中華文明双方の特徴、文化要素など豊富な資源に有機的に統一した文明対話を試みた思想体系を論する。

(出版社紹介文より)