【会員の図書】金鳳珍『安重根と日本、日本人』(ソウル:知識産業社、2022.3.25)

タイトル:『安重根と日本、日本人』
原題  :『안중근과 일본, 일본인』
刊行日 :2022年03月25日
著 者 :金鳳珍(김봉진)
ページ :292頁
出版社 :知識産業社(지식산업사)
ISBN :978-89-423-9105-9(93910)

内容紹介
 「韓国人安応七所懐」によると、東洋平和とは近代文明の侵略主義を止揚する共生、儒教の徳/力である。したがって、安重根の殉国は「真実を覆ってしまう」日本の無道徳/理欠に対する徳の制裁、審判だった。著者は日本論理の虚偽(propaganda)vs。東洋平和の真正性を対照させることで、安重根の思想がどのように今の歴史の戦争を終息させることができるかを明らかに示している。ロシアのウクライナ侵略が行われているこの時、「歴史和解」の東洋平和論は、私たちだけではなく、世界の人々が持ち上げなければならない炬火になるだろう。

(書評/著者からの一言より)

 また本書は2019年12月、仙台での第15回<東アジア実学>国際フォーラムでの金鳳珍先生のご発表と、それをもとにしたご論稿「東アジアの「儒教的近代」と日本の「兵学的近代」」(『自然と実学』第5号、2020.4)ともつながる内容と思います。どうぞご参照ください。

関連資料
第15回<東アジア実学>国際フォーラム
『自然と実学』第5号
聯合ニュース 新刊案内(韓国語)