タイトル:『儒学者兆民:「東洋のルソー」再考』
刊行日 :2024.12.03
著 者 :田中豊
ページ :262
出版社 :創元社
ISBN :978-4-422-20300-3
内容紹介
『民約訳解』が漢文である本当のワケとは?
学者ですら躊躇なく使う中江兆民の代名詞「東洋のルソー」。その由来ともなった『社会契約論』の翻訳『民約訳解』は、なぜ漢文で書かれていたのか。また、その翻訳に込められた兆民の意図とは何だったのか。『民約訳解』を単なる翻訳書ではなく、兆民の思想書として詳細に再検討することで、兆民がルソーを介して、在来思想としての儒教に回帰し、それを刷新しようとした「儒学者」であったことを鮮明にする、画期的な思想史研究。
(出版社紹介文より)